著者の子供時代にまつわる物事を短編とし
それをまとめた作品。
誰もが子供時代には抱いていたであろう希望や不安、感じていたであろう悲しみや喜びの話。
リアルで人間くさい作品。
内容的には平凡な話なのだが、そんな平凡な内容だからこそ主人公の内に秘められた悲しみや優しさと言った感情が際立っている様に感じられた。
過去を振り返ることは、良い事も嫌な事も思い出す。しかし、それを上手く浄化し取り込めれば新たな一歩が踏み出せる。嫌な事だからこそそれに立ち向かう必要があると思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2007年5月6日
- 読了日 : 2007年5月6日
- 本棚登録日 : 2007年5月6日
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